三井物産は、4月からの次期社長を、なんと役員序列で32人抜き、しかも現在取締役でない執行役員、現社長64歳から新社長54歳とする人事を発表しました。いやー中々やりますね。もちろん私は、当該企業の内情も大勢いらっしゃるであろう様々な人材方々のことを知る由もなく、具体的なことについては全くの無知識・門外漢ですが、その外形的な社長人事の内容、それを実行する意志というか気迫には、嬉しいダイナミズムを感じ、敬意を表したいと思います。プロスポーツチームにおいて、キャプテンは年功序列ではなく、適材適所が行われ、年令・経験に囚われずにキャプテンのもとにチームが一致団結して勝負に挑むように、闘う企業はこうでなければいけない、という一つのモデルケースだと思います。繰り返しますが、個別の内容を評価できる立場にないので、あくまでも外形的な分類から話しているだけではあります。ROE元年の日本の今年。もっともっと企業のダイナミズムが発現してくると面白いですね!
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。