成田空港から出掛ける時、私は必ず空港の書店で雑誌と文庫本を買います。100%必ず買うのがゴルゴ13の最新別冊。これは大抵A4サイズのものと分厚い文庫サイズのものがあるのですが両方買います。そして8割方買うのが車の雑誌。新刊とかを眺めてみて気になるのがあったら買うのが文庫本、まぁこちらは5割方買うイメージでしょうか。今回もゴルゴ13と車の雑誌と文庫本2冊を買いました。

飛行機に乗ってまず最初に読むのはいつもゴルゴ13です。或る意味マンネリの、しかも数十年間マンネリのゴルゴ13を、私は何故こうも好んで読むのか、読み終わった後にふと考えてみました。ゴルゴ13はプロフェッショナルです。仕事はあくまでも100%完璧を目指し、普段から鍛錬し、入念に準備し、そして状況が変わろうとも、結果として完璧にこなします。ルールが厳格で、それを決して崩しません。基準はあくまでも自分自身の中に絶対基準としてあり、他人からの評価でも、相対基準でもありません。これらの要素こそが、プロフェッショナルの要素だと思います。そして私は、金融という仕事や経営者としてプロフェッショナルでありたいと願っているのです。

金融の仕事も経営者も、怠けても怠けなくても、しっかり普段から鍛錬・準備してもしなくても、ハタからは中々分かりにくく、全て自分自身で規律を持って臨まないといけない仕事だと思います。私はプロフェッショナルであるか?そういう問い掛けを、ゴルゴ13を読むことで自分に投げているのではないでしょうか。金融の仕事27年、経営者16年。特に経営に関してはまだまだ未熟です。精進しなければと再度思ったのでした。