今日はハロウィーンとのつぶやきを書き終えた瞬間に、日銀が追加緩和を決定し発表しました。ハロウィーンはケルト人の大晦日ですが、日銀はかつて大納会の日に公定歩合を引き下げたこともあるし、そんな日の巡り合わせなのかも知れません。
GPIFも日本株の運用比率を大幅に増やして25%とするようですし、日銀の追加緩和は、政策委員の間では、社外取締役的な外部からの委員には反対も多かったようですが、執行部が強い意志を持って通したようで、デフレマインドからの脱却を担保するために敢えて追加緩和を断行し、かつ2%の物価安定の目標の実現のためにはこれからも必要な調整をしていくとのメッセージ入りで、政府執行部全体の強いコミットメントを感じます。JPX日経400に連動するETFも買いますとのオマケ付きで、とにかく徹底しています。
片や太平洋対岸の国では、中央銀行による債券買い入れプログラムは終了し、あとはいつ金利を上げるかというフェーズに入ったことを昨日確認発表したばかりですから、当然ドルは円に対して暫くずっと強くなるでしょう。日米のあうんの呼吸の連携までも想像させるような状況で、当然日銀と政府もしっかりと様々なアジェンダを調整しているでしょうから、これは当然市場に安心感をもたらします。ようやくキターーーッ!って感じですね。いいロング・ウィークエンドになりそうです。あ、月曜日は祝日ですがFXマーケットは開いてますし、当社でもFXのお取引は出来ます。面白いマーケットになるかも知れませんね!
さて、ハロウィーンについても折角書いたので付け足しておきます。ハロウィーンは上にも書いたようにケルト人の大晦日です。元日が聖人たちの日でハロウズ(ホーリーに近い言葉でしょう)、そしてそのイヴ。ハロウズイヴが訛ってハロウィーンとなったようです。元来の宗教的な意味はさておき、日本では1997年にディズニーランドが、夏の花火とクリスマスの間を埋めるイベントとしてプロモーションしたのがきっかけで、一気に市民権を得ていったようです。東京以外の様子は知りませんが、東京は昔は外資系企業で働く人たちだけの一部コミュニティーに於けるホームパーティだったのが、今では子供から大人まで、更には各街でパレードまで企画されて、日本人はこんなに仮装好きだったのかと驚かされます。国会議員もハロウィーン・パーティ行くのかなぁ。私は行っても全く問題ないと思いますが。
日本の最大の行事は、ハロウィーンでもクリスマスでもバレンタインデーでもなく、ザ・正月の筈ですが、他国の最大行事日に較べて、例えば中国の旧正月と較べても、消費に繋がるお祭り騒ぎがとっても少ないと思います。大晦日は家でテレビを見て、正月は寝坊して近くの神社に初詣する。或る意味とても質素な風景です。何故だろう?思うに、他国に於いてもかつては宗教的・文化的意味合いが強く、もっと慎ましやかに過ごしていたのではないでしょうか?ところがどの国でも様々な人が移民などで混ざってきて、同時に経済的欲求からも消費を促すお祭りに発展していった。一方日本は移民も少なく伝統をとても長く維持するのに長けているので、昔の過ごし方がそのまま今でも続いている。が、しかし、騒ぎたい欲求もあるので、外来のお祭り日に羽目を外す。そんなとこでしょうか?日本の大晦日と正月も、いずれもっと変わってくるでしょうか?