Eメール、SNS、LINE等など、デジタルに活字でやり取りする手段が多様に多数存在しています。そしてそれぞれに仕事用、プライベート用など様々なアドレス/IDが存在して、もうキリがありません。一番大量に情報やリクエストが雪崩れ込んでくるのは仕事用のメールアドレス宛てですが、どれもこれも絶え間なく大量に飛んできて、かつ返せば返すほどまた戻ってくる特性があるので、放っておいてもせっせと処理しても、結局は大量のメールなどに埋もれてしまいがちです。

今から15年以上前、まだ前職にいる頃、そしてまだEメールなるものが日本では一般にはそれほど普及していなかった頃、それでも外資系の会社で、東京の社内や取引先に限らず、ニューヨーク、ロンドンなどの世界中の同僚などとやりとりしていて既に大量のメールと格闘していた頃、私は数回意図的に保有メール全てを削除したことがあります。メールの返事が来なければ電話が掛かってくるだろうとの期待が普通にあり得たのでしょう。ブート!と叫びながらボタンを押す時のあの快感。その快感の大きさを忘れられず、何回かやってしまいました。

しかし今は出来ないですよね。責任の違いもありますが、メールは届いているだろう、読んでいるだろう、返事は来るだろう、返事が来なくても読んだ上で理由があって来ないのだろう、との期待が強いだろうという認識から、その期待を裏切りにくいのでしょう。むぅ、困った。解法はひとつ。メールは必ずしも読んでないとの認識を普及させるか、そもそも流入を制限するか。前者でしょうね。やってんだけどなぁ。誰かいいアイデアがあったら教えて下さい。ま、弱音は吐かずに、週に一回は徹底的に整理します。