消費税が上がります。一方で法人税は下がっていく方向です。同時に給料を上げる方向へのプレッシャーも政府は掛けていきます。法人税が下がれば理論的に株価は上がります。資産インフレが起きればお金の回りが良くなる筈です。給料が上がれば緩やかなインフレに対応できます。消費税を上げれば我が国の財政問題の解決に向かっていけます。全てはうまく行くようにも聞こえ、またしかし或る人はこれらは全てチグハグでうまく行かないと云います。
今朝発表の日銀短観は、その調査がオリンピックの東京誘致決定発表直後だったこともあるでしょうが、DI(景況感のようなものです)は2007年12月ぶり、即ちリーマン・ショック前以来の高い水準でした。景気は気から。気持ちが前向きであれば消費や設備投資もいずれ増えてアベノミクスは大きく成功するでしょうし、悪いところばかりを見て気持ちが引いてしまえば、うまくは行かなくなってしまうでしょう。人も国も前向きな気持ちが大切ですね。