私は地球テレビ エル・ムンドというNHK BS1の番組に、この2年間月に2回程度出演してきたのですが、昨日は私にとって最後の出演でした。グレゴリー・ポーターというニューヨークからのジャズシンガーが、BE GOOD という曲を歌って私や司会の待っている席に戻ってくる瞬間、私は出演しているので見ていないのですが画面の上に「NY株式、史上最高値更新」とのテロップが流れたそうです(と、当社のチーフ・ストラテジスト、広木から聞きました)。

YES!まさにBE GOOD。しかもニューヨーク絡みであるところがにくい。去年12月、総選挙直後は、嬉しいことに私の誕生日に日経平均が1万円を超えました。昨日の番組では、BE GOODの曲の前に、私は20世紀アメリカを代表する投資家であるジョン・テンプルトンの「相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」という言葉と、「悲観は雰囲気、楽観は意志」という言葉(これはフランスの哲学者アランによる「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである」という幸福論の中の一節から来ているようです)を引き合いに、流れというものの強さ・普遍性と、意志の大切さを説明しようとしていたのですが、説明するまでもないような流れの強さです。

アベノミクス後のこの相場、今は懐疑の中で育っているステージでしょうか。次は楽観の中で成熟するステージ。そしてそれは意志によるものです。この流れの、このJOURNEYの、次の一手は意志です。強い意志を持って進んでいこうと思います。