昨日或る店に久し振りに行きました。若い友人が予約してくれた店です。店に着くと未だ誰も来ていなかったので、カウンターの端に座って一杯飲み始めました。店には他のお客さんもいなかったので、店主と思われる人と、どちらからとはなく話し始めました。

ちょっと話したのち、「ここ随分久し振りに来たんですけど、アルテックのスピーカーありましたよね?」「それは随分昔ですね、もう移してから8年ぐらいになるかなぁ。」なんと!もう8年も経ったのか。年を取る筈だ。子供の頃の8年と云ったら、何せ小学校の長さを超えてしまう時間です。中学・高校あわせた時間よりも長い。世界が全く変わってしまうようなあの頃の8年間。大きな変化を感じないこの8年間。驚きです。

しかし悪いことばかりではない筈です。今のような時間の流れる速さだから出来ることはあるだろうか?時間を掛けなければ出来ないことを、若い時だったらせっかちで耐えられなくて出来なかったような時間の掛かる作業を、しっかりとやり遂げることだろうか?或いは強制的にもっともっと焦らなくてはいけないのだろうか?若い友人たちとの会話の中に、答えを見つけられるかも知れません。また出掛けようっと。