とても寒かった冬の最後に、未だ冷たい寒帯前線ジェット気流が南に向かって吹き込み、一方春の暖かい風が北に向かって吹き、このふたつの風がすれ違う所にあたかも台風のような渦が急速に発達し、この爆弾低気圧になったようです。今日このつぶやきは午後の早い時間に書いていますが、東京もこれから夜に掛けて大荒れに荒れるようです。東京でも最大風速25メートルが予想されているとのこと。あな恐ろしや。
季節違いですが、古今集では夏の終わりに次のような歌があります(六月のつごもりの日によめる)。「夏と秋と行きかふ空のかよひぢはかたへすずしき風や吹くらむ」(凡河内躬恒)-平安の時代から、季節の変わる日には、それぞれの季節を表す違う風が、大空の上を二頭の龍が闘うように行き交い、何かしらのドラマが生まれていたのでしょう。と云うことは、明日から春本番!嵐が過ぎるのを地下街で飲んで待とうかと思うのですが、店を出るときは季節が完全に変わってますね♪