国はどうやって国として成り立つか?日本は島国で、カントリー(地域)としての国と、ネイション(国体、政治組織・統治組織としての範囲)としての国がなんとなく一致しているので、国は最初から国として在ると我々は思いがちですが、陸続きの地域では必ずしもそうではありません。国が国で在るためには、法体系や、カタチ上の統治機構の他に、芯となる、実質的な意味での統治の仕組み、意志、合意が必要だと思います。そしてそれは必ずしもどこにもある訳ではありません。それを実現するためには大きなエネルギーが要ります。翻って考えるに、日本にはそう云うことを考える必要があまりありません。それはコストが大幅に低いと云うことで、それをもっともっと活用すべきだと思います。私はまだ海外に居るのですが、最後に目が行くのはやはり日本です。