昨日、或る所まで遠出しました。古い知己と一緒。色々と回ったのですが、妙に印象に残る風景がひとつ。それは標高500m程の小山の上から見た、山の麓の港町の風景です。私はその風景に記憶があるような錯覚を憶えました。しかしそれは私の記憶ではなく、山の記憶です。変遷する町の姿の記憶。そんな記憶が私の脳に反映したような錯覚を。自然の長い営みを、感ぜざるを得ない一日でした。