生き残ろうとする時に、自らの寿命を少しでも延ばそうとするか、子供を残そうとするか。これはヒトのことだけを云ってるのではなく、会社とか社会とか、様々な単位でも考えることの出来るテーマです。或いは更に、そう云った生命とか生命系だけでなく、理念とかそう云った概念的なことについても考えることが出来ると思います。どちらがABC戦略で、どちらがXYZ戦略かは自明でしょう。

私はABCを採りたい。日本は、少なくとも政治は、明らかにXYZでしょうか。だからデフレが肯定される。預貯金が底をつくのに時間がかかりますから。多くの(あらゆる?)政策が、現体制維持の方向に振れる。米長邦雄さんが、水槽の中で泳いでいる魚を指して、この魚は既に死んでいる(何故ならば水を換えたり餌をあげなければ、いずれ確実に死ぬからです)、と云ったのは有名な話ですが(少なくとも羽生善治さんの著作の中には出てきます)、帰納法的に考えて未来のないことは、やってもしょうがありません。

日本の政権は変わります。正確には総理大臣というタイトルの人が変わります。真の意味で生き残ることを、もう待ったなしで考えねばなりません。でもまた呆れることになるのかなぁ。。。