需要と供給。私はきちんと経済学を勉強したことがありませんが、経済の基本中の基本です。この需要。要は買いたい!とか食べたい!とか建てたい!とか、そう云ったことの集合体ですが、この需要が今どこにあるのか。一般に云われるのは、先進国は日本に限らず高齢化が進み、人口は減っていなくとも新興国のようには増えておらず、そして一通りのインフラが出来上がっているので、先進国には大して需要がない、需要は中国を初めとした新興国にしかないと云うものです。本当にそうでしょうか?

福島原発然り、かなり老朽化したインフラは世界中の先進国にあるものです。ビル、道路、鉄道、地下鉄、空港、上下水道、飛行機、その他モロモロ。これらを造り替える需要は起きないものか?安全基準とかが、需要を刺激するドライバーになるかも知れません。景気は気からとよく云いますが、ここで云う景気は需要そのものでしょう。何故なら気分で供給が変わるとも思えませんから。先進国らしい需要の作り方が、もっと進められていい気がします。