日本では相変わらず芸能ネタや極少数の政治家のネタばかりが報道されていますが、欧米ではウィキリークスに関する報道や議論で大騒ぎです。色々な情報が錯綜しているのも事実ですが、概ねの流れとしてはネット上の言論の自由やその経緯から擁護するサイドと、安全保障など(この"など"が曲者ですが)の理由からテロリスト視するサイドに分かれており、徐々に前者優勢という感じでしょうか。

私が把握していることにはかなり限界があるので、このこと自体の議論は差し控えたいと思います。問題は日本においてこの問題がほとんど表層的な形でしか報道されず、深い議論が行われていないことです。恐らくこの問題は、言論の自由や国際政治のあり方に大きな影響を及ぼすでしょうし、場合によっては普通にネットサーフィンをしている一般人にも重大な影響を及ぼしかねないにも関わらず、日本では大した話題になっていません。

ウィキリークスは暴露を始める前に、同じ情報を予め世界の5つのメディアに渡していますが、それは米・英・仏・独・スペインのメディアであり、残念ながら日本は一社も含まれていません。全く蚊帳の外ですね。こんなことでいいのでしょうか。日本のメディアももう少し何を自らのメディアに流通させるかを良く考えないと、大変なことになってしまいませんか?というかこんな大事なことの情報を、一々英語でないと収集できないのが不便です。何とかして下さい!