今日は立春です。立春と云えば必ず思い出すのがこの歌です。
「袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ」
(紀貫之、古今集春歌上)
夏の頃に袖を濡らして掬った水は今は凍っている。しかし春立つ日(即ち立春)である今日の風がそれを解かしていることだろう。・・・キラキラとした希望と救いに満ちた歌です。
今日は東京は晴天。月曜日に降った雪は、今日全て解けているでしょうか?東京の街角では、そろそろ梅が咲いている所もあるでしょうか?東京の街中に、春を探せる楽しい季節になりました。若干停滞感のある我が国の社会にも、春の兆しはあるでしょうか?マーケットの中にはきっと春の兆しがあります。後ろ向きな気持ちでは、そこまで来ている春に気付かないものです。前傾姿勢でいろんな場所に春を探したいと思います。