どうも花粉症になり掛かっているような微妙な自覚があったので或る人に話したら、今年はブタクサが凄い勢いのようですと云われ、ハッとしました。遠い記憶の彼方から、私は小さい頃にブタクサ・アレルギーがあったようなことを思い出したのです。

本当にアレルギーだったかは憶えていません。しかし「ブタクサ」は何か大きな意味を私に対して持っていて、かつそれはネガティブなものであったと云う記憶が、確かにあるのです。ブタクサの花が咲くと鼻炎や風邪になっていたのかも知れません。今考えると、それはブタクサ・アレルギーだったのでしょう。

世の中はインフルエンザも流行っているので、もしアレルギーで粘膜をやられると、風邪やインフルエンザにかかり易いだろうと考え、早速朝方お医者さんに寄りました。案の定抗アレルギー剤が処方され、それを飲んだが一巻の終わり。やはりどうもキレが悪くなるのです。幸い週末が来るので、なんとか乗り切れるでしょう。

しかしブタクサとは懐かしい響きです。異常に逞しく生える、伸びるブタクサ。小学生の頃、原っぱで遊んだりどこかに冒険に出掛けると、視角にはいつもブタクサがあった気がします。今日の調子は実はブタクサの所為ではないかも知れません。抗アレルギー剤も飲まない方が良かったかも知れません。でもそんなことはどうでもいいのです。懐かしい思い出は、何故かいつでもいい味わいがあるものです。