今日、手帳の取材を受けました。何度かつぶやきで書いたことがありますが、私は大昔から、ずっと同じ製品を毎年使っています。

ドイツのridoと云う会社のもので、超極薄の手帳です。一枚の紙が蛇腹に折り畳まれていて、片面が半年分。10センチx15センチ程のビニール製のカバーを開くと、蛇腹のうちの1ヶ月分だけ出ます。それが縦に31行に分かれていて、その一行が一日です。その狭い行が、7時から19時を中心に(夜と朝はある程度割愛した形で)点線で区切られていて、その4ミリx9ミリ程のマスが一時間であり、そこに予定を書き込んでいきます。一覧性・携行性は抜群ですが、使い慣れないと用を為さないかも知れません。

今日は取材のために、古いものを引きずり出してきました。中学生の頃から使っている筈なのですが、見つけられた一番古いものは高校1年から2年の間に使っていたもの。1980年の、色違いですが今使っているものと同じ手帳です(昔のは青色、現役は赤色です)。外観は全く同じビニール製の手帳に、同じ書体で、片方は1980、もう一方は2009と書いてあります。中を見ると、流石に高校生は暇です。映画と写真関連のことが大部分、あとはデートの約束と思われる記述を発見しましたが、思い違いかも知れません。

取材ではその手帳に対する愛着を語ってくれと云われたのですが、1980と2009と云う事実だけで、愛着を語るには十二分でした。プライベートも仕事も、全てを記録してきた手帳。ローテクもいいですね!