今日は立秋です。梅雨がしっかり明けないまま秋が来てしまうとは、なんとも変な感じです。

「夏と秋と 行きかふ空の かよひぢは かたへすずしき 風や吹くらむ」                      (凡河内躬恒、古今集夏歌)
これは夏と秋の境目の日に詠まれた歌なので、まさに今日のことです。夏が往き秋が来る空の道では、片側だけ涼しい風が吹いているだろう、と云う意味ですが、一部の地域では夏が来る前に秋が来てしまったようで、空の道はずっと涼しい風が吹き続けている感じです。海ではそろそろクラゲも出てきそうで、海の家は商売あがったりでしょう。どう見ても、私には温暖化とは相容れない現象のように思えるのですが、そうでもないのでしょうか。マスコミの報道を見たり読んだりしていると、暑い時だけ温暖化の所為で、寒い時は何もそのことについて説明がされないのは、どうもコマーシャルな理由が潜んでいるように勘ぐりたくなります。

まぁしかし、温暖化の中で、様々な異変が起きていると云うことなのではありましょう。夏らしい夏を満喫できない夏でしたが、どこかに最後の夏を探したいと思います。

追伸:昨日のつぶやきでHDIに関して、「日本は1991年と1993年に世界一になったことがあり、2007年は0.953で世界第3位でした」と書きましたが、第8位の誤りでした。お詫びして訂正させて頂きます。