SSDとは「Solid State Drive」、不揮発性の半導体記憶素子であるフラッシュメモリによる記憶装置のことです。ハードディスクに替わる記憶装置であり、軽くて速くて静かで熱を出さない、超スグレモノです。

数日前のつぶやきに書いたように、私は512ギガバイトのSSDの付いたノートブックPCを買ったのです。512GBと云えば、ちょっと前の外付けハードディスクと同じ規模です。これが薄っぺらいノートブックの中に入っています。DVDドライブ付きで1キロを切ると云う、恐ろしい軽さです。そしてどんなにバリバリ使っても、ディスクに頻繁にアクセスするような作業をしても、熱を出しません。

ノートブックはかすかに熱を持ちますが、これはディスクではなくCPUの熱でしょう。そして何より速い。ハイバーネーションと云う、作業中のアプリケーションをディスクに格納したうえで電源を落とす「休止」と呼ばれるPCの止め方がありますが、これを行っても、書き込む先がハードディスクではなくメモリですから、メモリに作業を保持する「スタンバイ」と同じような速さで終了し、また復帰させることが出来ます。しかも休止中はもちろん殆ど電気を消費しない。これはスグレモノです。モバイルPCの記憶装置は、早晩SSDに替わっていくでしょう。技術進歩とは凄いものです。

私はもの持ちがいい方なのですが、同じものを使っていると、新しい発見や刺激がありません。SSDは久し振りの感動でしたが、世の中には、デバイスに限らず、様々な新しくていいモノがあるでしょう。道具も食べるものも食べる場所も情報摂取源も、更には相談などをする相手も、段々と固定化しがちです。これらは全て、危険とは云わないまでも、多くの機会を逃しているかも知れません。SSDの感動を肝に銘じて、もっともっと未知なるモノや新しいモノに、触れたり挑戦したりしたいと思います。