(証券取引等監視委員会による当社に関する処分勧告については、つぶやきの末尾に追伸として記述しております)
報道によると、ISS(国際宇宙ステーション)に宇宙ゴミが接近し、宇宙飛行士3名が10分間ほど宇宙船ソユーズに緊急避難したそうです。この宇宙ゴミ、随分昔に打ち上げられた軍事衛星の部品だそうで、1993年から地球の周りを飛び続けているらしく、そのスピードは何と時速3万キロ程度とのこと。マッハ30ぐらいでしょうか。スペースシャトルが大気圏に再突入するスピードがそのくらいのようです。因みにこの手の宇宙を飛び続ける人工物は、常に2万個ほどを追跡しているそうです。科学技術って、本当に凄いですね。憧れます。
そしてどうしてそのような技術を、もっと金融市場や経済の場にも利用できないのかと考えてしまいます。市場も経済も「気持ち」が重大要素。宇宙を飛び回る超高速の物体を同時に2万個は追っかけられても、人の気持ちだけは追跡できないと云うことでしょうか。そう考えると知能と心を持った生物である「ヒト」と云うのは、本当に奇跡的な存在ですね。宇宙の話は、いつも私の心を躍らせます。
追伸:
当社は、昨年11月から証券取引等監視委員会による定例の検査を受けておりましたが、本日、当社における業務の実施状況に不備があり法令違反に該当するとして、同委員会から内閣総理大臣および金融庁長官に対して、行政処分を行うよう勧告がなされました。当社は平成18年に「証券業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」があったとして、金融庁から業務改善命令を受け、業務改善報告書を提出し、実効性あるシステム管理体制の整備に努めて参りましたが、今回の検査において、その改善状況に不十分な点があるとし、「金融商品取引業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」であると認められたものです。日頃より内部管理体制の充実に努めて参りましたが、このような勧告が出されたことについて心からお詫び申し上げます。当社では今回の勧告を厳粛に受け止め、今後、更なる内部管理体制の強化に取り組み、役員・社員一同、証券会社としての社会的責任を果たして参る所存です。