私は上がることは先ずないのですが、緊張することはよくあります。緊張するにも特定のパターンがあって、誰かと会って緊張すると云うことは基本的にありません。環境次第で、注意する気持ちが強くなって、緊張するのです。
マーケットの動き、ビジネスを取り巻く環境、或いは街中を歩いている時の回りの環境など。緊張は、レーダーやら何やらをフル稼働する作業なので、ずっと緊張しているとちょっと疲れます。緊張は自らを守るための行為です。
「緊張しているようには見えない」とよく云われますが、そう見えてしまっては危険が増すだけですから、そう見せずに緊張しているのだと思います。この数ヶ月間の世の中の動きには、ずっと緊張してきました。これだけ長い間緊張が継続すると、どこかでうっかり弛緩しかけますが、それはとても危険なことです。
彼の国でも我が国でも、要職にある人がそう云う「スキ」を見せることがあります。それが大事に至らない場合もありますし、思い掛けず大きなコストを払うことになる場合もあります。アメリカの政権は、その終了間近になってちょっと気が緩んでいる感がして、とても心配です。もって他山の石とすべし。気を付けていきたいと思います。