引き続き、凄まじい変化が、我が業界では起きています。
三菱UFJによるモルガン・スタンレーへの巨額出資、野村によるリーマン・ブラザーズの北米を除く大部分のオペレーションの買収、そしてウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイによるゴールドマンへの優先株出資。日本における1営業日の間に、通常時であれば数ヶ月か数年で起きるようなことが、一気に起きました。

今後この流れが、私たちにどのような影響を及ぼすのか。私たちがすべきことは何か。このようなことを考える時、自分が変動の中に居ると思って考えると、見誤ることがあります。傍目八目とも云います。恰も外に居るように想像して、考えることが大切だと思います。一方、自分が変動の中に居ない時は、中々考えが進まないものです。しかし変動の中にひとたび投げ込まれてからでは、考えるには既に遅いかも知れません。外に居る時は、恰も中に居るように想像して、考えなければいけないと思います。中と外。頭の中をうまく切り分けて、想像力を駆使する。経営然り、投資然り、或いは何事も然りでしょうか。暫くは本当に忙しそうですね!