当社のオフィスにアートがやって来る!より正確に云うと、当社のオフィスの中でアートが生まれる!そんな素敵な企画の「アート・イン・ザ・オフィス」、遂にアーティストが決定しました。坂口恭平さんと云う方で、詳細はホームページで御確認頂けると幸いなのですが、私は本当にワクワクしています。
当社には「プレスルーム」と呼ばれる、取材対応用の会議室があります。この部屋は真ん中に円いテーブルが置いてあり、それを囲むように壁が円形になっています。元々のアイデアは、グループ企業も増えてきたので、壁に各社のロゴやマークを書き、取材を受ける時にどこを背中に座るかで、取材の写真での私の背景を変え、各社用に使い回そう、と云うものでした。しかしこのアイデアには重大な欠陥がありました。部屋が出来た時に、専門家に、壁が円周になっているのでロゴやマークが歪んでしまいますよと、指摘されました。唖然。このアイデアを考えたのは私だったのですが、なんとも浅はかでした。
そこで起死回生で考えたのがこのアート・イン・ザ・オフィスです。公募で新進のコンテンポラリー・アーティストを呼ぼう。そしてこのプレスルームの円い壁にアートを描いて(展開して)もらおう。そしてそのアートとアーティストを、取材に来た方々に知ってもらおう。アニュアル・レポートにもそのアートを(部分的に)使おう。何にも増して、私たちが毎日働くオフィスの中に、或る意味で私たちのために、たったひとつのオリジナルのアートが存在し、その空間を私たちが利用し、一緒に暮らしていける。なんと素晴らしいことか!全くの自画自賛で恐縮ですが、私はかなり嬉しくてかなり興奮しているのです。
近々、出来上がったアートを、多くの方々に紹介出来ると思います。乞う御期待!
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。