今、サンフランシスコに居ます。この街はニューヨークを除くと、私が最も訪れた回数も滞在した日数も、海外では一番多い街です。しかもその次の街と比べると、圧倒的な差があります。海外に限らず、一番多いかも知れません。日本で比べるとすると京都か大阪でしょうか。恐らく京都が日本では一番多い訪問地ですが、確かにサンフランシスコの方が更に多そうです。

サンフランシスコは比較的小さな街です。観光地とも云えます。しかしその小ささが、人の行動範囲として、心地良いサイズです。そしてその外側に、この街の経済や活動を支える、かなり広大な郊外地域があります。
様々な差別や異なる価値観に先陣を切って解放を実現してきた街。あらゆる先進的な技術やビジネスモデルを産み出して来た街。ニューヨークと比べて、効率性よりも人間性に、どこかでこだわって来た街。東京・ニューヨーク・パリ、に比べると、明らかに田舎町です。しかしどこかでキラリとするもののある街。まぁそんな、バランスのいい街だと思います。だから人材が近辺に集まるのでしょう。クラスターという概念の発祥の地に近いのも頷けます。
好きな街なので、この街の特性を、もう少々掘り下げてみたいと思います。