昨晩から、久し振りに真の和食を食べて御機嫌です。真の和食とは特別な高級和食のことではなく、日本で食べる普通の和食のことです。先ずは寿司に行きました。三千盛なる純米酒を飲み、江戸前の寿司を食べました。旨い。本当に旨い。海外でも寿司は食べられますが、先ずはお酒に防腐剤でも入っているのか、きつさが違います。そして寿司はやはり鼻で食べるというか、香りを楽しむものだと思うのですが、この香りがやはり、江戸前の寿司は最高です。
しかし和食の序曲は店に入る前から始まっており、昨晩の東京の生温い湿り気が、私には浴衣などを連想させ、早くも寿司の世界にトリップを開始させていました。今朝は定番のお茶&白飯&焼き海苔。これがまた旨い。カラダ全体が蘇っていくような、心地よい感覚です。そして昼は出前の蕎麦。満足。夕・朝・昼と、幸せの三段跳びのようでした。
乾いた地域ではビールが美味しいように、飲食なるものは全て、その土地の環境の中で美味しいように作られてきた筈です。和食にはやはり、この湿気と、軟水が合うのだと、そう思いました。暫く和食を楽しめなかった分、当面はこの感覚を大切に感じたいと思います。