円安になると熱海の土地の値段が上がる。私はそう思ってます。”熱海”は、”鎌倉”とか”葉山”でもいいと思います。何故か?つい数年前までは、長い円高基調の中で、休暇でかつては熱海にしか行けなかった首都圏在住の人達が、自然とハワイに行けるようになり、更にヨーロッパにまで行けるようになりました。
これはドル・ベースで見た国民一人当たりGDPがぐんぐん伸びて世界1位になった歴史と重なっています。しかし円安が始まり、例えば数年前には1ユーロ=100円程度だったものが、今では160円にまで上がってしまっています。これではとても悠長にヨーロッパ旅行など行ってられなくなります。いずれハワイにしか行けなくなり、更には熱海に戻ってくるのではないか。と云うのが私の考えです。
ヨーロッパに於いては、例えばパリとニースの土地の値段は殆ど変わらないのですが、日本に於いては、都心と熱海、鎌倉、葉山などの土地の値段には数倍もの差があります。ヨーロッパ旅行の人口が減り、近場のリゾート地が見直され、土地の値段も上がってくるのではないでしょうか。実際、軽井沢の土地の値段は既にかなり上がっているようです。個人的興味も含めて、湘南周辺の土地の値段は注意深く見ていきたいと思います。