外務省の東南の角のサクラが咲きました。あれは都内で最も早く咲くソメイヨシノだと思うのですが、既に5分咲きぐらいの感じです。毎年このサクラは、都心の他のサクラ(ソメイヨシノ)に比べて十日から二週間ほど早く咲きます。ソメイヨシノのように見えて、実は違う種類なのか。或いは地下にボイラー装置でもあって、かつ目の前の建物が不夜城なのでそうなるのか。真相は不明です。

場所は櫻田通りと、国会に上がっていく坂の交差する所です。この坂は、確か広重の江戸百景色の中で、汐見坂として一枚描かれていたと思うのですが、東京湾の手前に桜は描かれていたでしょうか?或いはそもそも記憶が間違っていて、あの絵は広重でなかったかも知れません。いずれにしろ外務省の角のサクラは、私にとっては春を告げる風物詩です。今日昼間出掛けた帰りに、今年初めてこのサクラを見ました。偶然ではありますが、夕方にはニュースもありました。サクラ咲く、とはこのことでしょうか。