本日の日経新聞商品面の記事によると、キュウリの値段が下がり、大豆の国際価格が上がっているそうです。寒波の影響でキュウリの発育が悪く、入荷が落ち込んで高値となっていたのが、最近全国的に暖かくなってきて発育状況が改善し、入荷が増え、東京市場での卸価格は先月末に比べてなんと3分の1も下落したとのことです。一方で大豆は、有力産地のアルゼンチンが乾燥気候となっており、それが減産予測を呼んで国際市場で価格が上昇しているとのこと。
前にもつぶやいたことがありますが、商品面は本当に楽しい紙面です。各種商品価格の騰落から、日本や世界各地の天候や、更には紛争状況などが見えてきます。毎日読む訳ではないのですが、いつ読んでも新鮮な発見があります。願わくは、商品面を読まなくても、街で見掛ける野菜などの値段から、各地の状況が読めるようになるといいのですが、そうなるにはまだまだ修行が必要なようですネ。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。