昨日はなんとか欠番を出さずに済んで何よりでした。

NYに来た理由は、クリントン・グローバル・イニシアチブという国際会議に出席するためです。国連総会に合わせて、前米大統領クリントンが仕組んだ、ダボス会議的な集まりです。世界中から各国の指導者、学者、ビジネス・パーソン、NGOなどを呼んで、平和・貧困・ガバナンス・投資などを様々な角度から議論する会議です。

私はかつてダボス会議に呼んで頂いて大変重宝したのですが、この手の会議に出席することは最新の動向を知り、刺激を受け、幅広いネットワークを作る上で、極めて重要かつ効果的な方法だと感じています。

NY時間の昨日の夕方に始まったばかりですが、既にその効用を色々な面で受けています。因みにダボス会議は、そのコミュニティが素晴らしいので「ダボス」から離れてそれを保存しようとする動きに関わったためか、私は呼ばれなくなってしまいました。なので今回クリントンに或る意味で拾ってもらって感謝しています。昨晩も当社の大株主である某社のCEOにこの国際会議のレセプションで会えて、楽しく話すことが出来ました。ダボスからの友人・知人に会ってネットワークの維持も出来ますし、新しい人達とも巡り会えます。
しかしひとつ大問題があります。1000人近くの人が世界中から集まっているのですが、私が確認する限り日本人の参加者は、私を入れて3名のみです。これでは意見を提出することも、刺激を受けることも、国単位ではないのと同然です。週末前に来て、連休中に帰ることなので、負担はそれ程大きくありません。

日本が偉大なる田舎者にならないように、もっと戦略的に気をつけるべきですネ。