JALとANAが明日、ストライキをするそうです。少なくともこのつぶやきを書いている時点では、両社のホームページを見る限りスト回避はされていません。今朝の新聞に両社揃って「謹告」を出していたので知ったのですが、やはり違和感を感ぜずには居られません。
JALの新聞発表、並びにホームページは、最近の「運行上の不具合」について触れる所から始まり、そのお詫びをする段落に続けてストのことが書かれています。ストを計画しているのはJALの一部の労働組合と、ANAの労働組合であり、もちろん経営サイドがストをする訳ではありませんし、労働組合にとってストは守られた権利です。しかし利用者不在の感は拭えません。労使関係が斯くの如くであるので、「不具合」が発生するのかも知れません。ただ気になるのは、このようなストをする意思が、果たして両社の社員の本当の総意なのかということです。
これはあらゆる意思決定組織に言えることですが、決定され、発現する意思と、組織の総意は違う場合があります。このギャップを少なくすることが、3人の組織から国の政治に至るまで、大切なことなのでしょう。いずれにしても、明日のストは回避した方がいいのではないかと、全く関係のない一個人として思います。