或る大手金融グループの懇親会に顔を出しています。執行役員クラス以上、120名程度が出席している場なのですが、見渡す限り男性です。目を凝らしてみると、女性が2名だけいました。これは凄い。老若男女という言葉がありますが、女性への門戸は、若い世代への門戸以上に厳しいものであることが目の当たりに分かります。

国によっては、数値目標を立てて女性の登用を促進している所もあります。アメリカの企業などは一昔前、やはり暗黙の数値目標を立てて女性のプロモーションを行っていました。特別扱いすること自体がおかしいという意見もありますが、滞っていたものを流れ始めさせるためには、或る程度の補助輪も必要だと思います。

我が国は人材だけがリソースです。持てるリソースを最大限活かすための工夫と努力をまだまだしなければいけないなと、切に思ったのでした。