今日でマネックス証券の株式の売買は終了しました。ほぼ丸4年間、毎日動き続けていた8626の板は、もう動くことはありません。私は元々トレーダーなので、何だかんだ言って毎日8626の板を横目で見てきました。明日から4日間、「当社」の株式の板はない訳ですが、そういう時に、いつもより不安に感じるでしょうか、それとも逆に心はより穏やかになるでしょうか?−これは人によって違うのではないかと思います。かつてトレーディングをしている時に、大きなポジションを抱えると、私は週末が嫌でした。流動性がないことが不安な気持ちを掻き立てたのでしょう。一方、同僚の中には、「どうせ何もできないから」と、週末は常に御機嫌なヤツもいました。まぁこの辺りは個々人の性格に依るのでしょう。恐らく私は来週の月曜日まで、普段より不安な気持ちで過ごすのだと思います。今は未だこの4年間を振り返った実感が湧かないのですが、4日間のうちにじわじわと感じてくるのかも知れません。当社のお客様にあられては、「マネックス株式」のウェブ上の表記がいつ変わるかとか、評価額はどうなるかなどについてまとめてFAQを作ってありますので、トップページ左上のバナーから御確認下さい。
来週の月曜日、8698−MBHの上場日が良き日であることを願っています。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。