土曜日の株主総会は、473名の株主の方が会場にお越しになり、3年前の上場後初めての総会の時の451名の記録を抜いて、当社の株主総会として最高の出席数となりました。誠にありがとうございました。
総会は10時から始まり正午前まで、そのあと懇談会があり、全て終わったのは2時近くでした。当社の場合、社員総出で株主総会の運営に当たりますが、株主に対する奉仕ということで、この日だけはボランティアになります。その代わりに打ち上げパーティーが用意されています。但し打ち上げの開始は5時。そこでその間、ちょっと4人で卓を囲んで、久し振りに中国語の勉強をしようかということになります。毎年の総会後、恒例の行事です。最近殆ど麻雀はしていない所為か、手の方はサッパリで、ようやくいい手が造れたと思うと隣の人がサクッと上がってしまうという、まぁよくある”ツカない”状況でした。
麻雀していて打ち上げに遅れたなどということは決してあってはいけませんから、4時45分になれば、場中であってもその瞬間にゲームオーバーという約束で打っていました。そして4時35分頃、私は久し振りに興奮を憶えながらも、じっと平静を装って牌をつもっていました。
そして遂に来たチーワン(七萬)!面前の清一、見えてるドラ4枚(一人カンをしていました)という手をつもったのです。3倍萬!しかも私の河は割れていました。一発で4万8千点の、まぁ言ってみれば9回の表の満塁逆転ホームランのような手でした。それからは残り10分を切った中で、最後も軽く私が上がって時間切れのゲームセットとなりました。あぁ〜、気持ちヨカッタ。今日はどうでもいい自慢話のようで恐縮ですが、私としても本当に久し振りの興奮する瞬間だったので、恥ずかしながら書かせて頂きました。しかし私もまだまだ修行が足りません。大体どんなことでも動揺しなくなったのですが、スーワン(四萬)チーワンを待っている時は、流石にドキドキしました。アドレナリンが出て、たまには健康にいいでしょうかね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。