今日は関西出張です。朝から晩までに5つの街に跨るので、流石に疲れます。しかし寒い。天気はいいのですが、東京と比べると明らかに底冷えする気がします。何故でしょう?緯度で考えると関西の方が暖かくても良さそうです。盆地は寒いと言いますが、盆地以外の街でもやはり寒かったです。これは所謂ヒートアイランド現象が東京に顕著なため、他の街が寒く感じられるのでしょう。新宿辺りの高層ビル一本でも、一日に5万人程度が出入りするそうです。最近の大型高層ビルだと、10万人は優に超えるでしょう。23区内の人口は、昼間は夜間に比べて何と300万人も増えます。この数字は大阪市で100万人、京都では15万人にも届きません。300万人というと大阪市よりも大きいですから、毎朝東京の空中に大阪市が丸ごと引っ越してくると思うと、その人いきれたるや、想像を絶するというか、想像したくないものがあります。ヒートアイランド対策は、もちろん色々な形で研究が進められているのでしょうが、抜本的な解決が必要です。気象の問題だけでなく、一極集中では経済にも良くありませんから。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。