今日は大学生の方、或いは大学生が家族に居たり知り合いに居る方に、ちょっとしたプレゼントの話です。スイスのチューリッヒから車で東へ1時間ほどの所に、サン・ガレン(もしくはザンクト・ガレン)という町があります。リヒテンシュタイン公国のすぐ近くです。そこの大学がISCシンポジウムという催しを過去32年間開いてきました。来年の5月で33回目になります。これは有名なダボス会議とほぼ同じ長さの歴史になります。内容はミニ・ダボスのような様相もあるのですが、毎年世界中から1000人を呼んで行なわれます。うち250人は大学生、残りの750人がダボスに来るようなビジネスマンや学者などです。特徴的なのは、シンポジウムの全ての運営がサン・ガレン大学の学生によって行なわれているということと、参加する250人の大学生は皆世界中から招待されているということです。1つのテーマが既に与えられており、それに関する小論文、もしくはパワーポイントによるプレゼンテーションを英語で書いてインターネット経由で来年の2月15日までに送ると、世界中から250人が選ばれ、ただでスイスへの航空券が与えられ、期間中(1週間弱)もサン・ガレンの学生の下宿にただで泊まらせて貰え、いろいろなイベントにも参加出来ます。世界中の同年代の学生とも交流でき、加えて世界中のビジネス・エグゼクティブとも親密に話しが出来ます。
このような素晴らしい経験とネットワークをただで手に出来る訳です。おまけに優秀な小論文・プレゼンテーションには賞金まで出ます。これがプレゼントでなくてなんでしょう。しかし、今までに日本の学生が参加したことはありません。前回も約1000人の応募のうち、日本人の応募はたったの6人で残念ながら落選しました。こんな所にも日本の引きこもりというか孤立があります。中国、韓国、タイなどからも大勢の学生が参加しています。英語も別に上手ではありません。しかし皆前向きに国際社会に入ろうとしているのです。今回こそ、是非もっと多くの日本の学生に参加して欲しいと思います。詳細はこちらを御覧下さい。
http://www.isc-symposium.org/ISC/