昨日各地で行われた統一補欠選挙は歴史的な低投票率だったようです。これだけ経済や外交が混迷を深めている、ある意味で政治がとても重要な時に、この現象はちょっとショックです。候補者の主張の差が分かりにくい、どれも五十歩百歩だ、結局個人の声なんか国政には届かない。そんな思いが、このような大切な時でも投票所に行く気を起こさせない結果となったのでしょう。
その意味で、有効投票数の中での勝ち負けを言う前に、国民に関心を持たせられなかった、投票する意義を認めさせられなかった責任を国政を司る人達の口から聞きたいと思いました。これは民主主義の危機です。さて、自分達の声が本当に社会に伝わっているのか、社会の大半と言われる意見が本当にマジョリティーなのか、そんな疑問を持たれる方も多いかと思い、第一回マネックス世論投票なるものを考えてみました。
( http://www2.monex.co.jp/log/enquete98/ )
こちらから是非投票して下さい。その場で結果も見られます。お題は今話題の竹中大臣vs銀行です。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。