東証の、昔立会場のあった所の北東の隅の方に各テレビ局のブースがあります。よくテレビなどに出てくるガラス張りの丸い筒のすぐ隣です。そこへ行く為には、巨大金庫の扉のような、それは大変立派で厳重な趣の金属製のドアを開けて中に入っていくことになります。昨日もそこに行ったのですが、ドアを開ける為にはカード・キーをリーダーに差し込んで上から下に降ろさなくてはなりません。この鍵が中々開かないのです。テレビ局の人が何度やっても失敗してしまいます。自転車のライトは速くこぐほど明るくなるように、物理の法則で考えると、ゆっくりカードを降ろすよりも速く降ろした方が電圧が高くなって鍵のシステムが働く気がします。試しに速く降ろしてみたら、やはり一発で鍵は開きました。自然科学はこんな風にどこでも実験が出来ますし、常に規則的な仮説と結果の関係があるのでとても分かりやすいものです。マーケットや政治も同じ様な規則性があるともっと簡単に問題を解決できるのですが、それがない所が妙味なのでしょうか。