今週月曜日から、マクドナルドがハンバーガーを再び値下げしました。なんと59円。100個でも5900円とは、驚きの値段です。マクドナルドのHPによるとハンバーガーは1個で241キロカロリー。1円当たり4キロカロリーとは、もっとも単位円当たりカロリーの高い食品だと思いました。
ところが調べてみると上には上があるようです。乾いた状態でパスタは100グラム当たり400キロカロリー程度、そうめんに到っては100グラム当たり600キロカロリーもある製品もあるようで、かつ300グラムで200円という安さです。茹でるコストとかを無視すると、この例では1円当たり9キロカロリーになります。1カロリーは1グラムの水を1度上げるのに必要な熱量ですから、人間の体が水でできているとして(実際殆どそうです)、そうめんをロスなく熱に変換できるとすると、60キロの体重の人は税込みでちょうど7円分のそうめんを食べて体温を1度上げられるのでしょうか。441円分食べると沸騰。あまりにも暑いので馬鹿なことを考えてしまいました。
暑中お見舞い申し上げます。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。