マネックスでは常に学生アルバイトが働いています。私のすぐ目の前で電話を取ったり、お茶を入れたり、郵便局に行ったりと、いろいろな仕事をしています。常に5人ぐらいをプールしていて、彼、彼女たちの間で自主的に日程調整をして毎日誰か一人来ます。会社では彼らのことを「つくし」と呼んでいます(勿論各個人をそう呼ぶのではなく総称としてです)。会社が出来てから今までに40人ぐらいの「つくし」がマネックスで働きました。初代つくしの内の二人は、一旦就職した後に一年半経ってからマネックスに戻ってきました。つくし達は仕事に個人差が激しく、それもなかなか興味深いのですが、なんと言ってもビックリするのは彼らの成長の大きさです。先日三代目のつくしの卒業式と称して数人と食事に出掛けました。初代の二人、他社で働いている二代目の二人、今度他社に就職する三代目二人など。今日も二代目のつくし一人が会社に立ち寄ってくれました。これからもいろいろなつくし達との出会いを楽しみにしています。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。