東京市場まとめ

1.概況

日経平均は502円高の68,811円と上昇して取引を開始しました。序盤から買いが優勢で、節目の69,000円を超えると、9時39分には1,299円高の69,608円をつけ、この日の高値を更新しました。その後は利益確定の売りが出て、伸び悩みました。前引けは580円高の68,889円となりました。

後場は中盤にかけて、上げ幅を縮小する展開となりました。大引けにかけて持ち直した日経平均は最終的に405円高の68,713円で4日続伸となりました。

TOPIXは21ポイント高の4,197ポイントで、この日も最高値を更新しました。新興市場では東証グロース250指数が14ポイント高の758ポイントで反発しました。

2.個別銘柄等

任天堂(7974)は6.9%高の8,900円をつけ、大幅反発となりました。13日、時事通信が同社は「インドネシアでの家庭用ゲーム機『ニンテンドースイッチ』『ニンテンドースイッチ2』の発売を巡り、華人系財閥サリム・グループと独占販売店パートナーシップを結んだことを明らかにした」と報じました。インドネシアへの販路拡大が業績成長につながるとの見方が買い材料となりました。

半導体メーカーのローム(6963)は2.7%高の5,016円をつけ、4日続伸となりました。13日、外資系証券が同社の目標株価を従来の6,600円から7,200円に引き上げ、これを材料視した買いが優勢となりました。アナリストは、パワー半導体については、「EV向けの生産能力は将来人工知能(AI)サーバー向けに使われる可能性が出てきている」として、黒字化のシナリオが描きやすくなったといった評価をしています。

トレンドマイクロ(4704)はストップ安水準となる14.6%安の5,851円をつけ、大幅安で取引を終えました。13日、2026年12月期(今期)の当期純利益が前期比11%減の307億円になる見込みと発表しました。従来予想の366億円(前期比6%増)から一転して減益を見込むガイダンスとなり、下方修正を嫌気する売りが出ました。

アシックス(7936)は一時13.1%高の5,389円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。14日、2026年12月期(今期)の営業利益が前期比37%増の1950億円を見込むと発表しました。高級ブランド「オニツカタイガー」などが好調で、市場予想を上回る業績予想が好感されました。加えて、年間配当予想は1株あたり44円と、従来予想の38円から引き上げています。

メドレー(4480)はストップ高水準となる23.0%高の2,677円をつけ、大幅続伸となりました。13日、2026年12月期の中間決算で、営業利益は前年同期比67%増の24億円であったと発表しました。主力の人材プラットフォーム事業で、人材採用システム「ジョブメドレー」の顧客の事業所数が伸びたことなどが業績に寄与したことに加え、初めて配当を実施すると発表したことも買い材料となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は最終的に0.6%高で取引を終えました。TOPIXは3営業日連続で最高値を更新しています。来週にむけて、今晩の米国では7月分の小売売上高や、8月分のミシガン大学消費者信頼感指数といった経済指標の発表が予定されています。また、来週17日には、国内の4-6月期GDPの発表などが材料になりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)