【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 53,885.10  ▼464.02 (8/6)
NASDAQ: 26,348.35  ▼15.09 (8/6)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って下落しました。中東情勢をめぐりイランがホルムズ海峡を引き続き管理する仕組みを目指しており、米国の船舶の通航を認めない案を検討していることが報じられたことで不透明感が意識されました。その影響で原油価格は上昇しました。

ダウ平均は77ドル高の54,426ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き直後に小幅に上昇し。日本時間22時31分に153ドル高の54,502ドルでこの日の高値をつけました。その後は下落に転じ、断続的に下落幅の拡大が続き日本時間4時48分に514ドル安の53,835ドルでこの日の安値をつけました。以降は横ばい圏で推移し最終的に464ドル安の53,885ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は15ポイント安の26,348ポイント、S&P500株価指数は13ポイント安の7,709ポイントでいずれも続落しました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇、8業種が下落となりました。エネルギーが1.6%高、ヘルスケアが0.1%高、情報技術が0.1%未満の上昇となりました。一方で、資本財・サービス、不動産、素材が0.8%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中10銘柄が上昇しました。ウォルト・ディズニー[DIS]が2.9%高、マイクロソフト[MSFT]が2.6%高、シェブロン[CVX]が1.5%高となりました。一方で、ボーイング[BA]が3.3%安で構成銘柄中の下落率トップとなりました。また、セールスフォース[CRM]は幹部人事の変更を公表し経営体制の不透明感が出たことから3.2%安となりました。続いて、ハネウェル・インターナショナル[HON]が3.0%安となりました。また、アルファベット[GOOGL]は今年最大級となる社債発行で想定発行額250億ドルに対し4倍以上の応募があり旺盛な需要を引き出しましたが、1.3%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ラルフローレン[RL]は第1四半期の調整後の1株当たり利益が予想を上回ったことや第2四半期業績見通しを引き上げたことで4.0%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.07%高い4.68%となりました。7日朝のドル円は158円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は中東情勢の不透明感が意識されたことから下落しました。ただ、引き続き米国とイランの間での交渉は続けられているとみられており、来週も引き続き中東情勢の影響を受ける相場となりそうです。また、日本時間7日夜には米国で雇用統計の発表を控えており、注目されます。また、ドル円相場は158円台まで円安となっており先日大幅な円高となりましたが、再び円安の流れが進み始めている可能性があります。
夜間の日経平均先物は20円安の65,530円となっています。米国市場は小幅な下落にとどまっており半導体関連銘柄も大きな動きはなかったことから本日の日本市場はあまり大きな動きが起きにくいスタートが見込まれます。個別株では、ソフトバンクグループ(9984)が2026年4-6月期の決算を発表し、純利益が18%減の3473億円となったことから注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)