【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 52,637.01  △149.60 (7/10)
NASDAQ: 26,281.61  △74.72 (7/10)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って上昇しました。SKハイニックスのADRがナスダック市場に上場し、初値が公開価格を14%上回る170ドルと好調だったことが市場心理を支え、半導体関連銘柄が市場全体の上昇を牽引しました。

ダウ平均は135ドル高の52,622ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後、横ばい圏での推移が続くも日本時間23時33分に一時的に急落し、220ドル安の52,266ドルでこの日の安値をつけました。その後は再び上昇に転じ、堅調に推移し日本時間4時13分に222ドル高の52,709ドルでこの日の高値をつけ、以降はやや上昇幅を縮小したものの149ドル高の52,637ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は74ドル高の26,281ポイントで3日続伸、S&P500株価指数は31ポイント高の7,575ポイントでこちらも続伸となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇、1業種が下落となりました。素材が1.1%高、コミュニケーション・サービス、生活必需品がともに0.9%高となりました。一方で、ヘルスケアが0.8%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中18銘柄が上昇しました。エヌビディア[NVDA]が4.0%高、ナイキ[NKE]が3.7%高、シスコシステムズ[CSCO]が2.5%高となりました。一方で、アイビーエム[IBM]が2.6%安、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が1.6%安、メルク[MRK]が1.2%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、デルタ航空[DAL]は2026年4-6月期決算を発表し、純利益が前年同期比25%減の16億400万ドルで、通期業績見通しは据え置きとなり市場予想に届かなかったことで1.8%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.01%高い4.56%となりました。13日朝のドル円は161円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って上昇しましたが、中東情勢をめぐっては米国・イラン双方とも戦闘を激化させておりイランはホルムズ海峡の封鎖を宣言しました。ただ、停戦交渉が行われる期待から原油価格は71ドル程度にとどまっており、今後の展開が注目されます。また、AI関連をめぐっては、各社が新モデルを相次いで発表しています。OpenAIやSpaceXAIは、トークン効率の改善によるAI利用コストの低減を打ち出しており、その背景には企業がAI関連支出の効率化を重視する動きがあるとみられます。夜間の日経平均先物は550円高の69,360円で取引を終えました。米国市場の上昇の流れを引き継ぎ、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)