【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,666.84 ▼45.87 (6/23)
NASDAQ: 25,587.04 ▼579.56 (6/23)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って下落しました。アジア時間に韓国のSKハイニックスやサムスン電子が大幅安となり、日本の半導体関連株も下落しました。こうした流れを受け、米国市場でもAI関連銘柄への過熱懸念や利益確定売りが意識され、半導体株が相場下落を主導しました。
ダウ平均は22ドル高の51,735ドルで取引を開始しました。寄付き直後に下落し、410ドル安の51,301ドルでこの日の安値をつけました。その後は上昇に転じ日本時間2時24分に159ドル高の51,872ドルでこの日の高値をつけました。以降は伸び悩み最終的には45ドル安の51,666ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は579ポイント安の25,587ポイント、S&P500株価指数は107ポイント安の7,365ポイントで続落となりました。小型株で構成されるラッセル2000は28ポイント安の2,975ポイントで反落しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇、5業種が下落となりました。生活必需品が1.8%高、ヘルスケア、不動産が1.4%高となりました。一方で、情報技術が3.7%安、資本財・サービスが2.0%安、素材が1.6%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中19銘柄が上昇しました。アイビーエム[IBM]はトランプ米大統領が量子コンピューターの開発促進に向けた大統領に署名したことで5.0%高となりました。続いてメルク[MRK]が3.6%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が3.4%高となりました。一方で11銘柄が下落し、エヌビディア[NVDA]が4.1%安、キャタピラー[CAT]が3.7%安、ハネウェル・インターナショナル[HON]が2.5%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、アナリストの投資判断が引き上げられた企業向け情報技術管理ソフトウエアメーカーのサービスナウ[NOW]は3.2%高、ディスカウント小売のターゲット[TGT]が3.4%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.02%低い4.49%となりました。24日朝のドル円は161円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は主要3指数揃って下落しました。半導体株が下落を主導し、フィラデルフィア半導体株指数は7.9%安となったほか、エヌビディア[NVDA]や引け後に決算発表が予定されているマイクロン・テクノロジー[MU]が大きく下げました。また中東情勢をめぐっては、米国はホルムズ海峡の開放や核査察についての進展を主張する一方でイラン側の主張とは相違があり、イラン側も交渉の進展自体は認めているものの認識の隔たりが今後の懸念材料となる可能性もあります。
夜間の日経平均先物は480円安の69,290円で取引を終えており、米国の半導体株下落の流れをうけて本日の日本市場は売り優勢でのスタートが見込まれます。昨日の日経平均は9営業日ぶりの反落となり、7万円を割り込むこととなりました。直近の急上昇からの利益確定の形と考えられますが、今後、早い段階での反発となれば日本株の強さがあらためて意識されることとなりそうです。また、本日の寄付き前には先日の日銀政策決定会合における主な意見の発表も予定されておりそちらも注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
