【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 50,786.01  ▼80.77 (6/8)
NASDAQ: 25,929.66  △220.23 (6/8)

1.概況

米国市場は高安まちまちの展開となりました。先週末に発表された雇用統計の予想外の高さにより大幅下落となった主要3指数でしたが、半導体株に押し目買いが入ったこともあり、ナスダック総合株価指数やS&P500株価指数は反発しました。また、フィラデルフィア半導体株指数も大幅反発となりました。

ダウ平均は130ドル高の50,997ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時32分に410ドル高の51,277ドルでこの日の高値をつけました。その後は、下落基調となり、日本時間4時26分に134ドル安の50,732ドルでこの日の安値をつけました。以降は横ばい圏で推移し80ドル安の50,786ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は220ポイント高の25,929ポイント、S&P500株価指数は21ポイント高の7,405ポイントでいずれも反発しました。小型株で構成されるラッセル2000は21ポイント高の2,855ポイントでこちらも反発しました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇しました。情報技術が1.5%高となりました。エネルギーが1.1%高で続き、一般消費財・サービスが0.5%高となりました。一方で、公益事業が1.9%安、不動産が1.6%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中13銘柄が上昇しました。シスコシステムズ[CSCO]が2.1%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が1.8%高で続き、エヌビディア[NVDA]が1.7%高となりました。一方で17銘柄が下落し、トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が2.2%安となったほか、アップル[AAPL]は開発者会議を開きiPhoneの音声支援機能を「Siri(シリ)AI」として刷新することを発表するも、目新しさに乏しく1.9%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、インテル[INTC]はグーグル[GOOGL]から人工知能(AI)処理に特化した半導体「TPU」の製造を300万個超え受注したことが報道され、11.2%高となりました。また、マーベル・テクノロジー[MRVL]は22日からS&P500株価指数の構成銘柄に採用されることが発表され9.6%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.03%高い4.56%となりました。9日朝のドル円は160円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国株は高安まちまちの展開となりました。先週末の反動で半導体関連銘柄が買われました。また、中東では和平交渉が頓挫しかねない状況だったなか、トランプ大統領の呼びかけもありイランとイスラエルの間で攻撃を抑制する合意がなされました。ただ、依然としてイスラエルとレバノンとの戦闘は継続しており火種は残っているため引き続き警戒が必要と思われます。夜間の日経平均先物は1,580円高の65,400円で取引を終えており、昨日の大幅下落からの反発や米国市場での半導体株上昇の流れもうけ、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)