【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,596.97  ▼313.62 (5/7)
NASDAQ: 25,806.20  ▼32.75 (5/7)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って反落となりました。米国がイランに示した停戦合意をイラン側が受け入れるか否かが明らかになっておらず、停戦合意の先行きの不透明さから売りが優勢となりました。また、サウジアラビアとクウェートが自国内の米軍基地の使用制限を解除したことから、米国がホルムズ海峡の通航正常化に向けた取り組みを再開する可能性が報じられました。

ダウ平均は91ドル高の50,002ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時31分に219ドル高の50,130ドルまで上昇し、この日の高値をつけました。その後、日本時間3時45分に422ドル安の49,487ドルまで下落に転じ、この日の安値をつけました。以降は横ばい圏で推移し、313ドル安の49,596ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は32ポイント安の25,806ポイント、S&P500株価指数は28ポイント安の7,337ポイントでいずれも反落となりました。小型株で構成されるラッセル2000は47ポイント安の2,839ポイントで同じく反落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち2業種が上昇しました。コミュニケーション・サービスと情報技術が0.1%高となりました。一方で、素材とエネルギーが1.8%安、資本財・サービスが1.6%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中11銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が2.8%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アイビーエム[IBM]が2.5%高で続き、エヌビディア[NVDA]が1.8%高となりました。また、トランプ大統領の訪中にCEOが同行することが報じられたボーイング[BA]は0.5%高となりました。一方で、19銘柄が下落し、キャタピラー[CAT]が3.4%安、ジェイピー・モルガン・チェース[JPM]が2.7%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、AIを活用したセキュリティ監視プラットフォームを提供するデータドッグ[DDOG]は第一四半期の決算で調整後1株利益が予想を上回ったほか、売上高、調整後利益の通期見通しの上方修正が好感されて31.3%高となり、S&P500株価指数トップの上昇率となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.03%高い4.38%となりました。8日朝のドル円は156円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って反落となりました。停戦合意の先行きが不透明となったことで売りが優勢となりました。夜間の日経平均先物は990円安の62,140円で取引を終えており、本日の日本市場は売り優勢でのスタートが見込まれます。昨日の日経平均は終値で62,000円台となり最高値を更新しましたが、その反動となりそうです。また、本日はトヨタ自動車(7203)やソニーグループ(6758)の決算が取引時間中に予定されており、注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)