【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,652.14  △790.33 (4/30)
NASDAQ: 24,892.31  △219.07 (4/30)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って上昇となりました。GDPが市場予想通りの伸びを記録し、ナスダック総合株価指数やS&P500株価指数は最高値更新となり買い優勢の展開となりました。

ダウ平均は98ドル安の48,762ドルで取引を開始しました。寄付きでこの日の安値をつけた後は上昇を続け、日本時間4時50分に891ドル高の49,753ドルでこの日の高値をつけました。以降は横ばいで推移し、790ドル高の49,652ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は219ポイント高の24,892ポイントで続伸、S&P500株価指数は73ポイント高の7,209ポイントで反発し、ともに最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は60ポイント高の2,799ポイントで反発しました。

2.経済指標等

ECB(欧州中央銀行)の政策金利発表があり、予想通りとなる2.15%での据え置きとなりました。また、米国の2026年第一四半期の実質GDPが発表され、市場予想通りの前期比年率換算で2.0%増となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇しました。コミュニケーション・サービスが4.0%高となりました。資本財・サービスが2.8%高で続き、公益事業が2.6%高となりました。一方で、情報技術が0.6%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中22銘柄が上昇しました。四半期決算で、AIブームが奏功してデータセンター向けの発電設備や建機が好調で通期業績目標を上方修正したキャタピラー[CAT]が9.9%高となり、構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ウォルマート[WMT]、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が3.1%高で続きました。一方で、8銘柄が下落し、エヌビディア[NVDA]が4.6%安、マイクロソフト[MSFT]が3.9%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、製薬会社のイーライ・リリー[LLY]は四半期決算を発表し、肥満治療薬の売り上げが強く通期見通しを引き上げたことから9.8%高となりました。また、前日の引け後に決算を発表し、クラウドの伸びや増配を発表したアルファベット[GOOGL]が10%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.06%低い4.37%となりました。1日朝のドル円は156円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って上昇しました。GDPの伸びを受けナスダック総合株価指数やS&P500株価指数は最高値を更新し、買いが優勢の流れが鮮明となりました。夜間の日経平均先物は190円高の59,720円で取引を終えており、本日は日本市場も買いが優勢でのスタートが見込まれますが、昨日の急激な円高をうけ上値は重い展開も想定されます。個別株では、東京エレクトロン(8035)が30日引け後に2026年3月期決算とあわせて2026年4月-9月期の見通しを発表し、連結純利益は前年同期比36%増の3280億円としました。ただ、市場が急成長していることから2027年3月期の通期の見通しは見送り、今後は半期ごとの開示とする方針を示しました。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)