【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 48,578.72 △115.00 (4/16)
NASDAQ: 24,102.70 △86.69 (4/16)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇となりました。トランプ米大統領が、イランとの停戦合意に向けたさらなる前進やイスラエルとレバノンの停戦合意を発表したことを受け、ナスダック総合株価指数やS&P500株価指数が最高値を更新する展開となりました。
ダウ平均は94ドル高の48,557ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時32分に219ドル高の48,683ドルでこの日の高値をつけました。その後、下落に転じ日本時間23時26分に126ドル安の48,337ドルでこの日の安値をつけましたが、最終的には再び上昇に転じ115ドル高の48,578ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は86ポイント高の24,102ポイントで12日続伸となり最高値を更新しました。S&P500株価指数は18ポイント高の7,041ポイントで4日続伸となりこちらも最高値を更新しました。ラッセル2000も5ポイント高の2,719ポイントで4日続伸となりました。
2.経済指標等
4月5日の週の新規失業保険申請件数が発表され、市場予想213千件に対し、207千件となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。エネルギーが1.6%高となりました。不動産が1.0%高で続き、情報技術が0.8%高となりました。一方で、ヘルスケアが0.8%安、資本財・サービスが0.5%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が3.9%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。シスコシステムズ[CSCO]が2.6%高で続き、アイビーエム[IBM]が2.5%高となりました。一方で、13銘柄が下落し、ボーイング[BA]が2.3%安、メルク[MRK]が2.1%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、飲料メーカーのペプシコ[PEP]が四半期決算を発表し、商品価格の値下げ後も増収増益となったことで2.3%高となりました。また、ヘルスケア製品メーカーのアボット・ラボラトリーズ[ABT]が四半期決算を発表し、栄養ビジネスがふるわず通期の業績見通しを引き下げたことで6.0%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.03%高い4.31%となりました。17日朝のドル円は159円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は揃って上昇しました。ナスダック総合株価指数とS&P500株価指数がともに過去最高値を更新し、中東情勢の進展への期待から買いが集まる結果となりました。ただ、夜間の日経平均先物は200円安の59,390円で取引を終えており、直近の上昇の反動も意識されることから米国株高の流れをそのまま引き継ぐ展開は難しいものと見込まれます。中東情勢については、今週末にイランと米国が協議を再開する可能性があるとのトランプ米大統領の発言もあり、来週も引き続き中東情勢に大きく左右される展開となりそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
