【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 47,909.92 △1,325.46 (4/8)
NASDAQ: 22,635.00 △617.15 (4/8)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。日本時間8日午前に米国とイランによる2週間の停戦合意が発表されたことで全面高の展開となりました。しかし、依然として戦闘がなくなったわけではなく、中東情勢をめぐっては不安定な状態が続いています。パキスタンでの米国とイランの直接協議が現地時間11日に予定されているため今後の情勢が注目されます。
ダウ平均は393ドル高の46,978ドルで取引を開始しました。直後に上昇し、日本時間22時47分に1,432ドル高の48,017ドルまで上昇し、この日の高値をつけました。その後は横ばい圏で推移し最終的に1,325ドル高の47,909ドルと大幅上昇で取引きを終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は617ポイント高の22,634ポイント、S&P500株価指数は165ポイント高の6,782ポイントで、いずれも6日続伸となりました。小型株で構成されるラッセル2000は75ポイント高の2,620ポイントで同じく6日続伸となりました。
2.経済指標等
主な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇しました。資本財・サービスが3.8%高となりました。コミュニケーション・サービスと素材が3.4%高で続きました。一方で、エネルギーが3.7%の下落となりました。停戦合意で原油価格が大幅下落となったことを受け、株式相場全体に対しては大きくポジティブだったもののエネルギーセクターに対しては売り材料となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中25銘柄が上昇しました。シャーウィンウィリアムズ[SHW]が6.9%で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。キャタピラー[CAT]が6.5%高で続き、ホームデポ[HD]が5.5%高となりました。一方で、5銘柄が下落し、シェブロン[CVX]が4.3%安、セールスフォース[CRM]が3.6%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、新たな大規模言語モデルを発表したメタ・プラットフォームズ[META]が6.5%高となりました。また、デルタ航空[DAL]が決算発表で燃料コストが20億ドル以上増えたことなどで2026年1月-3月決算で2億8900万ドルの損失を計上しました。しかし、市場予想は上回り、停戦合意により原油価格が下落したこともあり3.7%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日と同じく4.29%となりました。9日朝のドル円は158円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場主要3指数は揃って大幅上昇しました。中東情勢をめぐる停戦合意の実効性が問われることでホルムズ海峡の安全性も危ぶまれるなど引き続き注視が必要な状況ではあるものの、リスクオン姿勢が鮮明で買い戻しが見られました。夜間の日経平均先物は570円高の57,000円で取引を終えており、本日の日本市場も買いが優勢でのスタートが見込まれます。個別株では、サイゼリヤ(7581)が2026年8月期の連結業績予想の営業利益を下方修正したほか、エービーシー・マート(2670)も純利益が会社予想や市場予想を上回り、増配も発表したことなどから物色されそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
