冬になると、ついみかんを食べすぎます。多い日は1日4~5個ということも。時々会社にも持参します。そんな話から入るのもどうかと思いますが、私の好きな色はオレンジです。

中学生の頃、大好きだった人がオレンジ色好きで、その影響で私もオレンジを好むようになりました。髪留めや服の差し色に使い、ときにはオレンジのタイツまで履いていたこともあります。差し色どころか、全身オレンジの写真を見つけたときは、自分で自分に「芸人みたいやん!?」とツッコミを入れました。

高校受験を機に、寝屋川市というベッドタウンから大阪市へ出ました。都会の同級生の中には、当たり前のようにブランド品を持つ子もいて、どこか余裕がありました。一般家庭で育ち、親に高価なものをねだるつもりもなかった私は、理由のはっきりしない引け目を感じ、オレンジを封印しました。その代わりに選んだのが古着キャラです。祖父母の家のある「ミナミ」で、安い一点ものを探し歩いていました。

結果的に、その選択は悪くなかったと思います。あれはおしゃれの話というより、生き延び方の話だったようにも思います。今いる場所に合わせて自分を少し調整することは、その後の人生でも何度か必要になりました。

社会人になり、普段の生活でオレンジが前面に出ることはなくなりました。それでも、好きな色を聞かれれば、今もオレンジと答えます。「オレンジと私」は、今は少し落ち着いた関係です。服として身につけることは減りましたが、何かを選ぶときには、自然とオレンジ色に手が伸びます。そんな「ちょっとしたオレンジ」から、今も元気をもらっています。

70歳くらいになったら、またオレンジを着こなそうと思います。それはきっと、誰かの影響ではなく、長い時間をかけて残った、自分の色なのだと思うのです。でも、芸人風全身オレンジはやめておきます(笑)。