11月20日、米国株式市場の日足チャートに表れた陰線
何を示唆しているのか、米国株式市場では11月20日、主要3指数(S&P500、ナスダック、NYダウ平均)+半導体株指数は高く寄り付いた後に急落し、日足では長い陰線を形成しました。半導体大手エヌビディア[NVDA]が11月19日の引け後に公表した第4四半期の見通しを好感し、米国市場では時間外で同社株が上昇し、11月20日の日経平均の1,500円高に大きく貢献する材料となりました。
11月20日の米国株式市場でもエヌビディアの好決算に支えられ、ナスダックが大幅に続伸し、NYダウ平均も上昇して始まりました。しかし、始まって1時間と少したったところから失速する展開となりました。何か下方向にプログラムが走っていたような動き方ですが、いずれにしても普通の動きではないようです。
主要3指数+半導体株指数の日足チャートをみると、10月10日に形成した長い陰線とほぼ同じ水準で同じ長さの陰線を形成しました(図表)。ここでは10月10日と11月20日に形成した陰線「不気味な2本の陰線」をどう解釈すればよいのでしょうか。
【図表】主要3指数(S&P500、ナスダック、NYダウ平均)の日足チャート
出所:マネックス証券ウェブサイト(2025年11月25日時点)
米国株の調整局面入りを示唆する場合、日本株にも悪影響を及ぼすか
テクニカル分析を主体に相場を分析する筆者にとっては、今後の展開が非常に興味深いところです。この不気味な2本の陰線が当面の米国株の調整局面入りを示唆する場合、日本株にも悪影響は避けられません。
一方、日本株市場が3連休の間に、米国株式市場は反発基調となり、上述した11月20日の長い陰線を帳消しにするかのような動きでした。長い陰線の高値を超えるまではまだ疑心暗鬼ですが、超えることができれば、それはそれで特異な動きにつながることが予想されます。長い陰線に対する倍返しともいえる反動高が生じる可能性が高く、12月に向けて上昇に弾みがつく展開も想定されます。
