10月21日、OpenAIが突如、AIブラウザー「ChatGPT Atlas(アトラス)」を発表しました。

この「ChatGPT Atlas」は、Google検索のようにキーワードを入力して結果を得る従来型のブラウザーとは異なり、ChatGPTがブラウザーに標準搭載されており、まるでAIと対話しながらウェブを操作するかのような新しい体験を提供します。十数年ぶりに、ブラウザーの勢力図が大きく変わるかもしれません。

中でも注目すべきは「エージェントモード(Agent Mode)」です。

このモードでは、ChatGPTに自然言語で指示を出すだけで、AIが自動的にブラウザーを操作してくれます。たとえば、「Googleマップで、自宅から1km以内のコーヒーショップを見つけて、Googleマップにお気に入り登録して」と伝えるだけで、AIが検索から登録までをすべて自動で行ってくれるのです。

AI時代において重要なのは、「正しい日本語で、ローコンテクスト(=あいまいさの少ない)な指示を出せること」。

もはや『検索する』時代から、『指示する』時代へと移行しつつあるのかもしれません。