10月21日、OpenAIが突如、AIブラウザー「ChatGPT Atlas(アトラス)」を発表しました。
この「ChatGPT Atlas」は、Google検索のようにキーワードを入力して結果を得る従来型のブラウザーとは異なり、ChatGPTがブラウザーに標準搭載されており、まるでAIと対話しながらウェブを操作するかのような新しい体験を提供します。十数年ぶりに、ブラウザーの勢力図が大きく変わるかもしれません。
中でも注目すべきは「エージェントモード(Agent Mode)」です。
このモードでは、ChatGPTに自然言語で指示を出すだけで、AIが自動的にブラウザーを操作してくれます。たとえば、「Googleマップで、自宅から1km以内のコーヒーショップを見つけて、Googleマップにお気に入り登録して」と伝えるだけで、AIが検索から登録までをすべて自動で行ってくれるのです。
AI時代において重要なのは、「正しい日本語で、ローコンテクスト(=あいまいさの少ない)な指示を出せること」。
もはや『検索する』時代から、『指示する』時代へと移行しつつあるのかもしれません。
- 大塚 雄介
- コインチェック株式会社 執行役員CBDO
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早稲田大学大学院修了、物理学修士号取得。株式会社ネクスウェイでB2B向けITソリューションの営業・事業戦略・開発設計を担当。レジュプレス株式会社に参画(2017年4月よりコインチェック株式会社に社名変更)。2014年2月に取締役に就任。2018年4月にコインチェック株式会社がマネックスグループ株式会社の子会社となると同時に執行役員に就任し、マーケティング・事業開発などを統括。2021年4月執行役員を経て、2023年9月より執行役員web3Cloud事業本部長。組込型の暗号資産購入サービス「Coincheck OnRamp」をはじめとするweb3Cloud事業を管掌。2024年9月より執行役員CBDOに就任。 *CBDO(Chief Business Development Officer):最高事業開発責任者
